かすたどんの謎 Vol.4もくもくと上がる蒸気。それは鹿児島のお菓子づくりの原風景。いままでにないお土産製造ラインを眺めているとあらためて気づくことがある。機械や人の手によって、おいしくなることはもちろん、食べるときにわずらわしいことがどんどん排除されているのだ。生地が外袋にくっつかずとりやすいように、透明なフィルムで帯にまく。開けやすい袋を使う。持っても形が崩れない生地の柔らかさやカスタードがたれ落ちないなめらかさになっている。「とにかく食べる人の身になれ、材料をケチるな、余計なものを入れたり使ったりするなと社長からはいわれてきました」。そんな徹底した心遣いが、かすたどんのあのやさしい味に出るのだ。食べる人が喜ぶように、なにも困ることがないようにーかすたど...30Dec2018かすたどん
おかえり南のウイスキー。Vol.1九州最南端のウイスキー蒸溜所を訪ねて酒といえば焼酎。それがあたりまえの鹿児島で、新しいウイスキー蒸溜所が話題になっている。本土の南端ともいえる里村で、世界と勝負できるウイスキーをつくりたい。そんなロマンに満ちあふれる、ものづくりの現場。そこには、五感のすべてを呼び覚ますような新鮮な体験が待っていた。30Dec2018鹿児島ウイスキー