鹿児島の旅の思い出に 滋味豊かな一杯の珈琲を

最後まで裏切らない

雑味のない深煎り焙煎豆

「鹿児島には珈琲いづみの珈琲があるからね」  

鹿児島の珈琲好きは、

そう言って少し誇らしげに語る。

閑静な住宅街の中の、

珈琲を愉しむためだけにあるといってもいい空間。

それだけに珈琲カップを

挟んだ濃密な時間が過ごせる。 

珈琲いづみの店主、出水和親氏は

早稲田大学を卒業して帰省して以来、

三十年以上、珈琲焙煎をしている。

そのキャリアの原点は、

大学時代に出会った、

東京・吉祥寺の伝説の名店「もか」の珈琲。 

「この出会いの感動が今も持続しているから、

今日までぶれない味の珈琲を作り続けてこられた」  

店主の出水和親氏はそう語る。

どの銘柄の、

どういうコンディションの豆であろうと、

雑味のないすっきりとした味わいの

深煎り焙煎の珈琲豆に仕上げる。

口に含んで飲み下すまで、

余計な味が邪魔しない。

つまり、最後まで裏切らない珈琲。

ここで出会う珈琲は、

まさに「滋味」そのものといっていい珈琲だ。  



多くのフアンを持つブレンド

「スタンダード」と「ノアール」

5種類ものオリジナル・ブレンドが

そろうのも珈琲いづみの特徴だ。

 一番人気のブレンドは「スタンダード」。

 やさしい甘みのブラジル豆をベースに、

酸味と苦味のバランスが絶妙で飲みやすい。 

まさに珈琲いづみの豆の基準となる味わいだ。

苦味やコクのある味わいが

お好きな方は「ノアール」がおすすめ。 

上質な苦味のマンデリンとグアテマラを

深煎りにした、濃厚ブレンドだ。 

アイスコーヒーやカフェオレ用としても

愛用者が多い。


コーヒー好きの人におすすめな豆 
「サン・イルガチェフ・モカ」
 サン・ドライ(天日干し)ナチュラルG1

いづみ珈琲のラインナップで、

こだわりが現れているのがモカの品揃え。

 15種類の豆のうち、3分の1にあたる5種類がモカだ。

 なかでもコーヒー好きの人におすすめなのが

サン・ドライ(天日干し)の「イルガチェフ・モカ」(750円)。

アンウオッシュド(非水洗式)の豆で、

最高グレードのG1。 

他の豆と比べるとやや小粒だが、

個性的な味わいが詰まっている。

ドリップ中からモカ独特の

フローラル(花のよう)な

甘い香りが立ち上る。

さわやかな酸味とコクを感じる仕上がり。

 天日干し独特の甘さが、

深いローストによって引き出されている。 

コーヒーが冷めて口に含むと、

また違う深い味わいに出会うのにも驚く。



5種類のモカを含め、ストレート10銘柄。


カウンター越しの店主との珈琲談義も楽しい。


深煎りの珈琲豆は、
ネルドリップで一杯ずつ丁寧に抽出する。
粉が十分に蒸らされ小山状に膨れきったら
「すっきりとした珈琲に仕上げるために」、
さっとお湯を落としていく。


ギフトセットも用意されているので、
珈琲好きな人へのお土産にもちょうどいい。
※ 珈琲ギフト1,200円〜




珈琲 いづみ

鹿児島市荒田2丁目54-2 

TEL 099-252-4141

9:00~20:00

無休 17席 

カード利用不可

市電 騎射場電停下車 徒歩6分

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