肝付町 きらく×高山漁協
【流鏑馬丼(やぶさめ)】
知られざる海の宝を、丼にしていくという贅沢。
大隅半島の太平洋岸の漁師飯をたどる旅。
次の港では何が出てくるのか、
胸をワクワクさせている自分に気づく。
ひとは欲張りなものだ。
「その日捕れた天然物の魚で、漁師飯を作りたい」と
「流鏑馬(やぶさめ)丼」を
提供しているのが居酒屋・きらくの店主、日髙俊行さん。
地元、高山の漁業は定置網が中心。
タチウオ、カマス、ミズイカ、ハモ、イシダイと天然物の宝庫らしい。
この日はニベという魚が使ってあった。
「おいしいのにスーパーなどでは出回らない魚です。港ではたくさんとれるんですよ」。
そのフライを食べてみると、本当に絶品だった。
噛む力がいらないほど、ふっくらとした白身が口のなかでほどけていく。
日髙さんと漁師飯でタッグを組む、
高山漁協の木原徳彦さんも地元の魚を熱く語る。
「網に入るのに知られていないおいしい魚はいろいろあります。
いちばん思い浮かぶのは、〝カゴカキダイ〟。
見た目は黄色と黒の縞模様の熱帯魚なんですけれど、
おいしい白身魚で、塩焼きにしたら最高なんです」。
この海でとれるものすべてが愛おしい、
そんな気持ちが伝わって、じんときた。
肝付町 きらく×高山漁協
肝付町新富387-1
☎0994-65-2835
※漁師飯については直接お問い合わせください。
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