おおすみ漁師飯 Chapter01

食べる半島・大隅で奮闘中!9つの情熱丼。


大隅半島は、まさに「食べる半島」だ。

黒豚、黒牛、鶏、鰻、さまざまな農産物……

鹿児島ならではの食材がほとんど揃う。

そしていま、

半島のそれぞれの港で、

新しい〝漁師飯〟が生み出されようとしている。

どんな人が、どんな思いで作っているのか。

そこにある9つの漁師飯を巡った。


垂水市 港屋たるみず×牛根漁協
【ぶり大将塩あぶり丼】

錦江湾に面した大隅半島沿岸は人呼んでブリ・カンパチ海道。

日本トップクラスのブリ・カンパチの養殖漁場が

点々と連なる湾岸線だ。そこでは魚のプロたちが

情熱をたっぷり注いだ漁師飯を生み出していた。


ブリの身に、こんな宝物が秘められていると、はじめて知った。


 みごとな薄ピンク色の切身に、わあっと声が漏れる。食べる前に思わず「おいしい」といってしまった。そして、それは間違いではなかった。港屋たるみずで出会った漁師飯「ぶり大将塩あぶり丼」を食べたときのことだ。しっとりした食感と炙りによって閉じ込められた濃厚なうま味。とろける。生きている。文句無しにウマい。ブリの身が、こんな宝の味を秘めているなんて。

 この驚きの漁師飯の生みの親は、宮田義久さん。港屋たるみずの大将だ。

「素材のことを知り尽くしたうえで、なるべくいじらない」と大将。素材を見極めたゆえのあぶり丼なのだ。「シンプルがいちばん。活きのいい魚はとくにね。なんなら切らずに出しましょうか?」とユーモアをまぶす。

 その漁師飯に使われているのが、地元・牛根漁協の「ぶり大将」。錦江湾の湾奥の穏やかな環境のなかで丸々と育てられるブランド魚だ。

「うま味がダイレクトに伝わってビックリします」と「あぶり丼」を語るのは、ブリの生産に関わる牛根漁協の清水誠さん。ブリといえば地元でも漬け丼や照り焼きがメイン。鰹のたたきのような「あぶり」は、直球過ぎて意外なのだそう。「牛根のブリの特徴は頭が小さくて身体が大きい。脂がのっている証拠なんです」と清水さん。

 「地元の漁業を盛り上げるお祭りなら、ぜひ協力したいと思います」。大将の情熱あふれる人柄もこの丼のうま味だな、と思った。

垂水市上町127

☎0994-32-6688

垂水市 港屋たるみず×牛根漁協

※漁師飯については直接お問い合わせください。


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